2011年8月30日火曜日

Fuxx The Hype vol.74

Floating Points DJ set

こんばんは。ひさしぶりの更新となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか?こちら、ロンドンはもう朝晩はかなり肌寒くなってまいりました。

今回はロンドンパーティー便りです。
先日Urban Bass musicシーンで頭角を現しているFloating PointsがDJ setで出演するパーティーがありまして、ふらりといってまいりました。



以前彼のDJ MIXを聴いたのですが、Bass Musicシーンではかなり異端でした。当日もJazzでクラウドをスイングさせ、Rare groove、Disco, 隠し味程度に自身の曲、はてはDub Technoまでプレーしていて非常におもしろかったです。レコードもかなり持ち込んできてたみたいで後ろのラックに相当数あるのを目撃いたしました。

個人的におもしろかったのはJazzをかけてるときにミキサーのLoを相当あげてBass Music化させていた点です。本人も相当この感じが好きなのかブースでノリノリで踊りまくってました。それとMIX自体はJazzとか色々ジャンルを横断するのでカットイン的にMIXすることが多かった気がします。でも彼はまだ若いんだけど相当ディグってるみたいで、そんな感じの音楽的に懐が深い感じはみてとれました。

あと他の出演者が人種的に黒人系ばかりの中、白人は彼一人で、ブラックミュージックをかけまくって一緒にクラウドをロックするっていう人種の壁とか文化の違いとかそういうのって本当にそれが好きなら関係ないんだなっていう光景がそこにあったのが印象的でした。

ブラックミュージックを白人がかけて黒人に認められてるというのはやはり相当な知識とセンスと何よりそれが好きっていう気持ちがあるからこそなのかなと思いましたね。

さらにこのパーティーのおもしろかったのは他の黒人共演DJたちがBack to basic的に昔のデトロイトエレクトロファンク的なアプローチでDJしてた点です。

TR808、俗にいう八百屋のビートだけでライブしたり、さらに90s飛び越えて今にもアフリカバンバータかかりそうな勢いになるくらいの選曲したりとかでかなり興味深かったです。

特にTR808でのライブはBass Musicでも今だったらBodikaなんかがやってる感じをさらにグルーヴに重きを置いてミニマルにした感じで、なんというか昔の機材特有の制限されたシーケンス感だからこそだせる感じみたいなんがビンビンに伝わってきました。

この黒人DJたちもまだ若い感じで、今の若い世代がエレクトロファンクとかを現代の感性で、逆に新しいみたいな解釈してるのかなって勝手に思いました。

この感じはロンドンでもまだ間違いなくアンダーグラウンドだと思うんですが、何しろここはロンドンなんでもしかしたら近いうちにBass MusicシーンでもPost UKG, Future garage的な位置づけで一気に勃興するかもしれませんね。
余談ですが、以前私が聴いたFloating PointsのDJ setはこちらで聴けます。
その日のセットもこんな感じ+Rare groove funk, discoでやってました。
http://www.xlr8r.com/podcast/2010/03/floating-points-my-plastic-peopl

ちなみにプレーリストはこんな感じ。彼をUKG, Bass Musicシーンの人と解釈するならかなり個性的だと思います(笑)この日もBrian Auger & Oblivion Express "Whenever You're Ready"をプレーしていました。

01 Flora Purim "Encounters" (Milestone)
02 Deniece Williams "Slip Away" (Columbia)
03 Esther Philips "Home Is Where the Hatred Is" (KUDU)
04 Windy City "(So You Think) Somethin's Missin'" (Chi Sound)
05 James Brown "Mind Power" (Polydor)
06 Gil Scott-Heron "Lady Day and John Coltrane" (Flying Dutchman)
07 Brian Auger & Oblivion Express "Whenever You're Ready" (RCA)
08 Willie Bobo "Sixty-Two Fifty" (Columbia)
09 Chick Corea & Return to Forever "Captain Marvel" (Polydor)
10 Kuniyuki "Precious Hall (Dub)" (Natural Resource)
11 Larry Heard "Missing You" (Track Mode)
12 Herbert "Suddenly" (Studio !K7)
13 Darkstar "Aidy's Girl Is a Computer (Kyle Hall Oats B So Deep Remix)" (Hyperdub)
14 Floating Points "Shark Chase" (Eglo)
15 Pharoah Sanders "Greeting To Saud (Brother McCoy Tyner)" (Impulse)




2011年8月13日土曜日

Fuxx The Hype vol.73

Himuro Yoshiteru/"7th Shapeshifting"

どうも。皆様いかがお過ごしでしょうか?
私は件のロンドン暴動のまっただ中にいました。週はじめは色々と大変だったのですが、この週末は幾分落ち着いてきているように感じます。

今回は以前EPをご紹介させていただいたHimuro氏の最新アルバムのご紹介と彼のインタビュー記事です。

この"7th Shapeshifting"は全Beats musicファンにとってこの夏絶対に聴くべきアルバムです。Glitch, IDMのテイストを基調としつつ、Hip Hop beats,Wonkey, Skwee, D&B, Dubstep, B-moreなど新旧のbeatsフォームを高度なプログラミングスキルでビルドアップして作り上げた傑作です。いつまでも繰り返し聴けるアルバムだと思うので皆様是非チェックしてみてください!

これは本当に世界との壁を軽々と越えて向こう側にいきついた世界基準のMade in Japan Musicです。同じ日本人として誇らしいですね。

SP Feat. Himuro Yoshiteru/"7th Shapeshifting" & Interview

http://himuro-yoshiteru.blogspot.com/



[OUT NOW] "7th Shapeshifting" Album Teaser by Himuro Yoshiteru

1.今回のアルバムの聴き所。

今までBPM90、倍速で180くらいの曲を割と多く作っていたんですが、それを落として
70/140くらいの曲が多いので、その辺りのグルーヴを楽しんでもらえればと思います。
最近の色々なジャンルの音の影響も受けつつ、少しそれらとは違う雰囲気が出せれば良いなと
思いながら作ったので、その辺も。
あとは福岡親不孝通りのラッパー、FREEZ、BOOTY、NABの3人をfeatureした曲での、
不良感とオタク感の融合点を感じてもらえるとうれしいです。
自分としては聴いてくださった皆さんで聴き所を見つけてもらえれば良いな、
と毎リリース考えてますので、現場からは以上です!


2.生涯の曲Top5を教えてください。

生涯というかパッと思いついたものです。順位も特にありません。

Music for 18 Musicians - Steve Reich
1曲で1時間くらいでなんですが、落ち着きのない自分の性格を直すために
修行と思ってたまに聴きます。でも聴くと脳みそが興奮してしまいます。

On - Aphex Twin
いわゆるドラムの音ではない音でビートが組まれている曲で好きです。
この曲のビデオも好きです。

Namaste - Beatstie Boys
この曲が収録されてる、The In Sound From Way Out!ってインストアルバムが好きなので。

Scratch Yer Head (Squarepusher Remix) - DJ Food
何回聴いてもブレイクのフレットレスベースが入ってくる所でもっていかれます。

Imperial March (Darth Vader's Theme) - John Williams
小学生時代の刷り込みで、これ聴くと無条件で興奮するので。


3.最近の好きな曲Top5を教えてください。

最近ではないものも入ってます。こちらも順位は特に無しです。

Skipping - Yoshi Horikawa
最近イベントで一緒になるんですが、森にフィールドレコーディングに出かけたりする
森ボーイです。この曲は縄跳びの音が曲の中に組み込まれていて、ユーモアがあって踊れるので。

All City Party Rockers feat.信狂楽団 - BOOTY'N'FREEZ (tarck from ODB THE ALBUM)
自分のアルバムでも歌ってもらってる福岡のラッパー、BOOTYとFREEZのODBのアルバム
の1曲で同じく福岡の信狂楽団を feat.している曲で、パーティチューン感が好きです。

Communion - Simon Pyke
Free Formって名前でWarp Recordsから色々リリースしてる人なんですが、映像に音を付ける仕事も
たくさんしている職人で、この曲はライヒみたいな反復と差異音楽です。

Food For Thought - Perfect Practice
SoundCloundで見つけたスコットランドのヒップホップグループで、良く知らないんですがかっこいいです。

Harmoney - Wagon Christ
タイトルがふざけていて、いつでも聴けるので。

4.最近、今後のリリース予定、ライブ、DJの予定など。

リリース
8/10- ラッパーのKaishuとやっているJOGA JOGAの12インチEP
http://diskunion.net/movie/ct/detail/110324HH033

8月下旬- Prefuse 73、Olive Oil、自分等が参加したHamacideというアーティストのリミックス 12インチEP
http://www.zooooo.jp/?pid=33792811

8/12- 1曲参加しているMURDER CHANNEL Compilation Vol 2
http://jbr.shop-pro.jp/?pid=31580307

9/11- BOOTY'N'FREEZのODB THE ALBUMのTROOP RECORDS限定特典REMIX CDR
http://trooprecords.net/?pid=33221272

その後はEPとアルバムを嫌がらせのように出す予定です。

ライブは
8/13(土) Mo'Fun@中野Heavy Sick
9/19(月・祝日) Out Of Dots@渋谷WOMB
9/25(日) VERSUS@福岡・天神Club Bubble

諸々こちらでアップデイトしていきます。

http://himuro-yoshiteru.blogspot.com/


5.このblogについて何か一言お願いします。

リアルタイムなクラブミュージックが日本も海外も関係無く同列に丁寧に紹介されていてうれしいし、
自分のような人間にとっては、非常にありがたい存在であります。

6.このblogの閲覧者に何か一言お願いします。

おもしろい音楽は世の中にたくさんあるので、探り続けると楽しいはず!
あと、何か作ってる人は、休まず続けると良いと思います。


2011年8月7日日曜日

Fuxx The Hype vol.72

Makoto Yamaguchi/CONNECT (AN025) & interview!

どうも。
今回は8/10に待望のNew EP/CONNECT (AN025)をリリースするMakoto Yamaguchi氏のインタビューを敢行いたしましたので、EPの紹介とともに読んでいただければ幸いです。

このEPは彼らしいマシーンライクなElectro/Technoテイストをふんだんに取り入れた良作です。Makoto節というか全体的にインダストリアルな空気が漂い、ゲーム/フロントミッションのBGMのような感じです。

オススメトラックはSPARK MOTIONというまさにElectro/Technoな曲と、個人的に一番皆さんに聴いて欲しいCONNECTという曲。こちらはエモーショナルなマシーンミュージックといった感じで、近未来的なPOP SONGだと思います。ちなみにこの曲のRemixをLobstagのEbina Yutaka氏が手がけていて、そのRemixも収録されています。このEbina Yutaka RemixはPost Dubstep風味で
Electronicaリスナーにもオススメです。

SP feat: Makoto Ymaguchi/CONNECT (AN025)

DIGITAL EP "CONNECT" TEASER by Makoto Yamaguchi

Message from Makoto Yamaguchi
今回もマスタリングからアートワークまで自分でやらせてもらいました。
毎度のことですが、特にテーマやメッセージ的なものは無いので、単純に聴いて楽しんでもらえたら嬉しいです。
リミックスは Lobstag の Ebina Yutaka くんにやってもらいました。彼らしいカラフルで音楽的な曲に仕上がってると思います。
8/10 に iTunes, Beatport で発売になりますので、良かったら買って聴いてみて下さい~。

2011年8月1日月曜日

Fuxx The Hype vol.71

2BOY/Eureka(VRM066) & Sonicbeetle/Annakim(IND-003)

どうも。皆様いかがお過ごしでしょうか?私はほんの数時間前までロンドンに来て以来ののっぴきならない状況におかれていたのですが、無事乗り切ることができました。

なので今後も音楽活動並びにこのブログでのインディーダンスミュージックを世に提起していく活動を継続していきたいと思っております。

今回はファッションピープルにはもはや同じみ、そして私のような漫画好きからも熱視線を浴び続けるご存知2BOYが満を持してドロップした彼の1st EP、そして個人的に常々その動向が気になる、以前このブログでも紹介したAudaceが運営するInductive Japanより近日リリースされるSonicbeetle/Annakimをご紹介したいと思います。

SP feat1: 2BOY/Eureka(VRM066)
SP feat2: Sonicbeetle/Annakim(IND-003)



2BOY/Eureka(VRM066)
Eureka (Original Mix) by 2BOY_AWAKE
最近の彼のテクノを基調としたDJ setを彷彿とさせるテッキーなOriginal mixはぶっといディスコテクノベースラインが印象的ながらしっかりとしたグルーブがあるフロアライクな仕上がりです。さらにこのEPで個人的におすすめしたい「さすがのクオリティー」の一言につきるNardz EraのBlack Sebbathによるリミックス。Electro Funkyなビートが攻めたてるようにやってきます。それとLobstagによるリミックスも非常に彼ららしい仕上がりです。ストイックなTechチューンが好きな方にこちらの曲は是非きいていただきたいです。

現在variumより配信販売中。お求めは下記リンク参照で!
Beatport:
http://www.beatport.com/release/eureka/401912
Wasabeat:
https://www.wasabeat.jp/releases/?id=66654



Sonicbeetle/Annakim(IND-003)
Sonicbeetle - Annakim [IND-003] by Inductive Japan
続いて紹介するのはSonicbeetle/Annakim(IND-003)です。これはですね、もう単純にかっこいいとしかいいようがないです。ずっしりとしたUKGスタイルのサマーチューンです。メロディーよりも何よりもBeatsに全てを捧げた的な仕上がりは日本のシーンの中ではかなり異彩を放つと思います。Bass Music好き、Beats好きはこの夏の要チェックトラックととらえて間違いないと思います。こちらは8/7にJuno, iTunesなどで配信販売予定とのこと。

詳しい情報はこちら。
http://inductivejp.com/wordinductive/2011/07/09/sonicbeetle-annakim-ind-003/



*Extra feat: Tigermaan/In A Coma - Lady Citizen Remix

Tigermaan/In A Coma - Lady Citizen Remix by Lady Citizen

色々バタバタしておりましたが不肖Lady CitizenのリミックスもポーランドのProjectionというレーベルから配信リリースされる運びとなりました。こちらは原曲破壊しまくりのレフトフィールドミニマルスタイルではありますが、Four tetや、Pantha du Princeなどのエレクトロニカとも共鳴するテクノスタイルが好きな方には是非きいていただきたいです。

http://www.beatport.com/#track/in-a-coma-lady-citizen-remix/1996656
http://www.junodownload.com/products/tropical-inception/1794344-02/?trackid=4
http://itunes.apple.com/us/album/in-a-coma-lady-citizen-remix/id448010583?i=448010587&uo=4