2011年9月30日金曜日

Fuxx The Hype vol.79

Alpha-ville 2011 LIVE DAY2/Pantha Du Prince Live set at London

どうも。久しぶりの更新です。
今回は今、私が最も敬愛するクラブミュージッククリエーター、Pantha Du PriceのLive setを先週末見にいってまいりましたのでそれのレポートです。


Pantha Du Priceは所謂、レフトフィールドミニマルと呼ばれるジャンルのアーティストで、かなり独自の世界観を気づいているアーティストです。その作品はどちらかというとガンガン踊るミニマルテクノとはまた一風違ったテイストで、エレクトロニカ系のリスニング音楽が好きな方でもなんの抵抗もなく入っていける感じです。

全体的にそのトラックワークで一巻して印象的なのはアンビエント系Mallet Soundで、それが彼独自の美しく儚い空気感をかもし出しています。

この日はLive setということで、リリースされたフォーマットもどちらかというとクラブ寄りにアレンジされていたのですが、彼のサウンドの肝であるアンビエント感は一切損なわれることはなかったけど、不思議とダンスミュージックとして成り立っているという感じでした。

Pantha Du Price目当てのお客さんも多く、フロアは満員。
個人的に行って良かったなって思える良いLIVEでした。

一番嬉しかったのがラストの曲が彼の作品の中でもおそらく一番の名曲であるBohemian Forestでした。最高に美しい曲ですので皆様も是非聴いてみてください。


あと彼の前にDJをしていたMax CopperのDJもすごくよかったです。なんていうか、直球テクノというのを体現するかのような非常に素晴らしいDJでした。

どちらもまた近いうちにみたいです。

あと私事ですが、最近本当に彼のアンビエント系Mallet Soundに影響を受けておりまして、そういうなんとなく儚い、切ない感じを自作でも表現しています。

ここ最近リリースされた私のリリースはそういった感じですので、お時間ある方はよろしければチェックしてもらえたらと思っています。

Sylvain Sturn/African Corp - Lady Citizen Remix
{Out Now}Sylvain Sturn/African Corp - Lady Citizen Remix(Preview) by Lady Citizen
http://www.beatport.com/#release/african-corp-ep/405942
http://www.junodownload.com/products/african-corp-ep/1800484-02/?trackid=3
http://itunes.apple.com/us/album/african-corp-ep/id454777988?uo=4

Tigermaan/In A Coma - Lady Citizen Remix
[Out now!]Tigermaan/In A Coma - Lady Citizen Remix by Lady Citizen
http://www.beatport.com/#track/in-a-coma-lady-citizen-remix/1996656
http://www.junodownload.com/products/tropical-inception/1794344-02/?trackid=4
http://itunes.apple.com/us/album/in-a-coma-lady-citizen-remix/id448010583?i=448010587&uo=4


あと最近新たにドローンなトラック作りました。
こちらも是非!
Another gone love song(unreleased demo) by Lady Citizen

2011年9月17日土曜日

Fuxx The Hype vol.78

Lady Citizen on Radio Amnesia!!

どうも。
私事で恐縮なのですが、去る9/14、以前私がRemixしたベルギーのアーティスト、King JackalのU ask for - Lady Citizen remixがなんとあのイビザ島にあるクラブ、Amnesiaが放送しているRadio Amnesiaでエアプレーされたという情報が入ってまいりました。



{Out now!} King Jackal/U ask for - Lady Citizen Remix by Lady Citizen
Available from Beatport, iTunes, Juno, Amazon and major digital stores now!

https://www.beatport.com/#release/u-ask-for-ep/255894

http://itunes.apple.com/us/album/u-ask-for-lady-citizen-remix/id373488218?i=373488548&uo=4
http://www.junodownload.com/products/u-ask-for-ep/1606129-02/?trackid=4



クラバーの楽園として名高いイビザ島。
そこでもトップクラブとして認知されているAmnesia。
さすがに自室でそれを教えてもらったとき、盛大に「マジか?」って独り言を言ってしまいましたw

自分の音楽的キャリアはいわば、失敗の繰り返しです。
京都でDJを始めた時も、オーストリアに単身挑戦しにいったときも、帰国してLady Citizenとしてデビューしてからもしばらく地下活動に甘んじておりました。

しかしながら2年ほど前、同郷の先輩で関西が世界に誇るアーティスト、Kaz Nishimura氏の紹介で、国産のDance Musicをリリースし続けるvariumというレーベルコンピに参加したことで東京を拠点に活動するトラックメイカーと知り合うことができました。

それのリリースパーティー前に東京のとある居酒屋で今やTCY Rcordingsの看板アーティストになった、Hoshina Anniversary氏が主催した通称「ホシナ飲み」でさらに所属レーベルの枠を越え、色々なメンバーと知り合い、音楽について色々話した事を昨日の事の用に覚えております。

そんな縁と生来の音楽好きな面が要因となり、日本のまだ知られていない、けれども実力があって絶対に評価されるべきクリエーターを紹介する媒体を作ろうと思って始めたのがこのブログです。

一昔前なら、こういうことをするにしても出版しなければならず色々と手間とお金がかかる。
しかしながら、このインターネット時代にこういう形でなら低コストで出来るし発信しない手はないと思いました。またおもしろいことにその「ホシナ飲み」で実際に会うまではほとんどの方々とMyspaceを通して交流をもっていたのでこれもなにかの「奇縁」だなって感じでした。

幸いにも私がクリエーターとして尊敬する多くの方々に快く参加していただいて今の今まで、ここイーストロンドンからも更新を続ける事が出来ています。

何度も何度も自分はこのブログでも、ツイッターでも今の日本のインディーダンスミュージックは世界中で実際にクラブの現場で鳴っているものとなんらクオリティーの差がないと発言してまいりました。

ほとんどのひとはこいつは馬鹿だと思っていたと思います。
口だけだと思っていたと思います。

大した結果も出してない自分だからこそ、自分でもドンキホーテ的でちょっと説得力にかけてかっこわるいなぁって心のどこかでは少なからず思ってました。

でも今回のことでやはり自分の考えは間違いではなかったと確信することができました。
もちろん今までの自分のキャリアの中では一番の出来事で嬉しい限りなのですが、それよりも
この考え。「日本のインディーダンスミュージックシーンのクリエーター」のレベルの高さが証明できたことが嬉しいです。

一般的なクラブ音楽リスナーから見て決して有名でなくても、しっかりとしたものを作っていたら世界に届く。

これはもはや夢でなく、実現することが全然可能なレベルなのです。それくらいに日本のダンスミュージックの平均値は上がっているのです。

日本のメジャーリーガーでかつて例えられていたことを引用させていただきますと、「イチローは天才過ぎて活躍しても日本の野球のレベルが高いのか、低いのかわからない。でも新庄が活躍出来たなら、それは日本の野球のレベルが高いことの証明になる。」

今回のことはまさにそれだと思います。
自分はお世辞にも日本のシーンでは一流だと言われるポジションにいません。(もちろんそうなるために、少しでもそうなるための可能性をあげるために単身、海を越え、イーストロンドンのゲトーの一画に居を構えているのですが。)

でもそんな自分でも一つの結果が出せました。これが全てではないのはわかっています。あくまで一通過点です。それでもこれは自分一人に起こった事ではなく、同じように日々生活のための仕事をしながらクオリティーの高いダンスミュージックを作り続けているインディーシーンで切磋琢磨している仲間全員の力が証明されたのだと個人的には思っています。

このブログは決してFreeでDJ mixをダウンロードしていただくサイトではございません。
あくまでもっと広く世に名前が出るべきクリエーターを紹介し、読者の皆様が気に入っていただければそのクリエーターのファンになってもらうことを前提としたブログです。

なので心ある皆様。
これからも個人としても一層精進し、さらに今埋もれてる日本の才能を世に広めるブログ活動もがんばりますので、もうしばらくこの暑苦しい地下音楽家におつきあいくださいませ。

イーストロンドンにて。

Lady Citizen

2011年9月12日月曜日

Fuxx The Hype vol.77

Untold & Mosca

どうも。今週の金曜の夜にまさかの1ポンド(=130円くらい)でUntoldとMoscaが出演するパーティーがあったのでいってまいりました。今回はそれのレポート。

先週の失敗もあって今週は0時前に着くように家をでました。着いたらウォームアップDJのこっちの女子DJが超コテコテの変態Beats Bass Musicをかけていまして、客層も2極化してました。
ウェルカムな人たちはガン踊り、そうじゃない人は見向きもしないみたいな。
英国のクラバーは中々シビアです。いくらBass Musicの本場とはいえ、今回みたいな1ポンドのパーティーだとやはり生粋のクラバーって感じの人以外が多いんだろうなと個人的には思っていました。

しかしながら、MoscaとUntold。この二人はさすがでした。Bass Music DJのセンスの良さを見せつけられた感じです。すごく単純なんですが、やはり「クラブとクラブミュージック」をわかってるなぁっていう雰囲気が伝わってくるかのようでした。


Moscaはしょっぱな、非常にソウルフルなUK Funky調の、というかおそらくBass Musicというより英国クラブシーンなJazzy Broken系の曲でクラウドを踊らせ、Deep Houseを織り交ぜつつ、UrbanなBass Musicを小刻みに繋いでいく感じでした。


Untoldはというと、かなりTechnoライクな曲を多く使い、フロアを揺らしつつ、隙をみてBass Musicをかけるみたいな感じでして、個人的には今まで持ってたUntoldの勝手なイメージを覆された感じです。そしてさらに前にも書いた"Electro Funk"的なアプローチの曲を彼もプレーしていました。やはり今後そのジャンル、熱いかもしれません!!

二人ともコテコテのBass Music一辺倒になることはなく、クラウドを踊らせる選曲をしつつ、ここぞという時にBassで攻めるみたいな選曲で非常に良かったです。

やはりDJたるもの、自分の好みのコアな曲ばかりならべるのではなく、お客さんを踊らせることをまず第一に考え、さらに有名な曲ではなく、皆が知らないけど、かっこ良くて踊れる音楽を投入してフロアをあたためて、ここぞというときに真にかけたい曲を投入して、爆発させるみたいな、なんというかDJの基本系をちゃんと体現してるなぁなどと思いました。

これを高いレベルでやるから、やはり彼らは世界中色々なところからおよびがかかるのでしょうね。今回もまた非常に勉強になりました。

余談ですが、
Bass Musicでフロアが皆フル笑顔で踊りまくってる光景をみた時は、やはりロンドンだなぁーって思いましたよw。

2011年9月4日日曜日

Fuxx The Hype vol.76

Aus Music All Night Long

どうも。つい先程までLondonのXOYOというクラブで行われていたAus Music All Night LongというAus musicという気鋭レーベルのパーティーに行っておりました。今回はそれのレポート。

個人的に今リリース毎に気になるレーベルはCar clash set, Black Acre, Aus Musicでして、Aus Musicはそのうちのひとつなんです。以前公開させていただいたLady CitizenのBeatport Chartでもそこの作品、Midland/Through Motionをチャートインさせたり、Kamogawa urban bass music mixでもそこの作品をつかったりするくらい好きなレーベルです。

このレーベルの面白いところはBass Musicと、Hi-tech Houseと呼ばれる(主にGeorge Fitzgeraldとかみたいな曲をそういうそうです。)類いの曲をリリースしているレーベルです。Hyper DubとかPlanet MuとかそういうBass Musicシーンの大手ほどおそらく有名ではないと思われますが非常に良質な作品を多くリリースしています。記憶に新しいそこのヒット曲といえば、Appleblim, Ramadanmanによる曲をCarl CraigがRe-EditとしたVoid 23 (Carl Craig Re-Edit)、Ramadanman, MidlandによるYour Words Matterじゃないでしょうか?

今回はAus Music所属アーティスト5名によるレーベルナイトでしてタイムテーブルはこんな感じでした。



私は残念ながら12時過ぎにクラブに到着したので今回はGeorge Fitzgerald, Midlandを見逃す結果になりましたが、Deadboy, Appleblim, Will SaulのDJは堪能できました。

個人的な感想はBass Musicの肝であるBassline, 音色はレーベルカラーもあるかとは思いますが、バリバリしたElectro系のベースラインより、最近はまたある意味オールドスクールなぶっとくて重い、鈍器Wobble bassが復権してきてるんだなって感じたことです。

あと本場のBass Musicは非常にエロい雰囲気をだしてました。もちろんDJの嗜好にもよるとは思いますが、例えばBass Musicはどちらかというと日本だと男性受けするハードコアなイメージがあると思うのですが、今日聴いた感じではHi-FiでR&Bかと思うようなメロがありつつ、ぶっとい低音ベースみたいな曲を多くプレーしている感じが見受けられました。

特にWill SaulのDJがそんな感じでした。あとAppleblimはフロアコントロールというか、お客さんの反応を見ながら次の曲を慎重に選んでる感じでした。そしてDJミキサーを使った小技をかなり駆使してました。

Aus Music Night、まさに"Aus Music"な内容で、レーベルの雰囲気そのままで非常に良かったです。Bass Musicで昔みたレイブ映画のワンシーンみたいにフロアが盛り上がってる光景を見た時は"London"を感じましたね。XOYOはクラブの音としては正直そんなに音が良い方ではないのですが、ブッキングはおもしろいです。鉄板な有名所をおさえたりしつつ、若干マニアックなUK based、もしくはEU basedのDJ,アーティストも見れたりします。ロンドンにお越しの際は是非!











2011年9月1日木曜日

Fuxx The Hype vol.75

Lux Aeterna – Requiem for a Dream – Themes Revised by Audace

どうも。今回はもはやこのBlogではおなじみのBeats maker, Audace。そんな彼の新作はなんと映画のサウンドトラックのリミックス盤です。これは2000年公開の米映画『Requiem for a dream』サウンドトラックを彼がリミックスしたもので、この映画の原作は米国で熱狂的なファンを持つヒューバート・セルビー・ジュニアの邦訳『夢へのレクイエム』だそうです。

私自身はこの映画を見た事はないのですが、内容は以下のとおり。

「未亡人のサラとヘロイン中毒の一人息子のハリーが薬物に翻弄される物語です。

堕落した生活から抜け出そうとするサラ、大金を手に入れようとするハリー。

ともに今ある現実から、なんとか抜け出そうとするのだが…」

そのサウンドトラックを聴いているのですが、物語が示すとおりDopeなVibesが彼の打ち出すBeatsと絶妙にマッチしていて非常にかっこいいです!!

彼曰く、「ただの薬物映画ではない」そうで、さらに彼が言うには「今聴いてもオリジナルの音源は新鮮であり、けして色褪せていませんが、オリジナルのイメージを飛躍させ、迫力を増幅させたサウンドは鬼気迫るものがあります。大半のトラックが3分台以下で、目紛しく変化するシーンに否応無く聴き手のテンションは呼応し、引き込まれていくでしょう。」とのこと。

普段映画のサウンドトラックを聴かない人にも是非聴いていただきたい作品。これは個人的にも今までの彼の作品の中でもBest workと呼んでも良いのではないでしょうか?

今回は46minのMIXと個別のトラックをFree Downloadできる形で配信されていますので是非皆様チェックしてみてください!



The soundtrack to this movie by Clint Mansell has been one of my favorite film score since it came out, after listening to it so many times, I started sampling parts of it and make short tracks for fun, when put all together it added up to the 46 minutes mix linked above.


Download (Individual Tracks) /ダウンロード(個別トラックバージョン)

http://audaceradio.bandcamp.com/album/lux-aeterna-requiem-for-a-dream-ost-themes-revised



P.S.
余談ですが最近Fuxx The Hypeのfacebook pageを開設致しました。よろしければそちらも是非チェックしてみてください。そして「いいね!」してもらえれば嬉しいです!
http://www.facebook.com/pages/Fuxx-The-Hype/185414464859996